月曜日、群馬の自宅に戻り、夕食の準備をして妻の帰りを待っていた時の話。
「ガチャッ!」
と玄関の扉が開く音がすると、
「ただいま〜。」
という声が。
その声を聞いて、娘が玄関へダッシュし、妻がリビングにやってくると、娘と会話。
その様子を見ていて違和感が。
それは妻の声が明らかに変。
ガラガラ声で、時々声がひっくり返る。
喋るのも辛そうなぐらいで、時々咳をする。
咳は痰(たん)が絡んでいる様子もなく、ゴホゴホという空咳。
そんな様子なので、風邪を引いたのかなと思い聞いてみると、熱は出ていないとのこと。
ただあまり食欲はない。
うーん。これはどういう証(しょう)になるんだろう。。。
と考え込む自分。
点睛術で妻の症状を改善することに挑戦!
実は自分、10月に入ってから、『黄龍英(おうりゅうえい)』先生に症状に合った配穴(はいけつ)を教わっている。
なので、術(わざ)の向上のチャンスと思い、妻の体調を改善するため、処方箋を作ってみようと挑戦。
妻の体の様子を見るに症状としてあるのは、
- 痰(たん)の絡まない咳
- ガラガラ声
- 鼻水
- 食欲があまりない
- 熱はない
- 疲れている
といったこと。
これを総合してみると、熱はないけど『風邪』っぽいなと。
あと肺に熱があることは確実。
その熱がどこから来ているのかを考え始め、
「肺の熱はどこから来ているんだろう?
食欲がないからうまく『血』を作れていないみたいだし。。。
そうなると脾臓も弱っていそうで。。
確か日曜日のお葬式の時は暑いって言ってたから、土曜日に何か食べたっぽいな。。
もしそれが甘いものなら肝臓の熱からきているのかもしれないし。。。」
と頭の中で、今まで教えていただいた知識を総動員して、妻の症状を分析。
その後、治療穴を決定し、娘が寝静まったところで、妻に点睛術を試してみたところ。。。
自分の施術で妻は回復したのか?
翌日の朝、妻の体調を確認してみると、自分の力(ちから)不足に終わるという結果に。(~_~;)
まだまだ修行が足りないことを実感するとともに、もっと東洋医学(中医学)を深く学んでいく必要があると思った自宅での出来事だった。