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八王子合宿4日目。

夕食の時間になり、そろそろ食事かなとキッチンに出向くと、『黄 龍英 先生』と現役泌尿器科医の庵地先生が何やら話し込んでいた。

テーブルには数枚の書類が置かれていて。

時折そのプリントされた紙を指で指しながら、淡々と話し続ける2人。

二人の前の席に座り様子を伺っていくうち、、およそこれまで見た事がない光景が目の前で行われていたのです。。

漢方奥義をさらり

庵地 先生
この患者さんは心不全をやっちゃってて・・

現役泌尿器科医の庵地先生が語る視線の先には、何やらカルテのような書類が。

黄 龍英先生
あぁ、心臓に血が回ってないね。なら四物湯と、四逆散と・・

カルテのような書類を見ながら、『黄 龍英 先生』はサラサラと漢方処方を答えていて。

黄 龍英先生
あと、これはテクニックなんだけど、一緒に○○も合わせるといいね。

漢方奥義をさらりと語るグランドマスター。

庵地 先生
えっ、あ、そうなんですね。

と言いながらメモをとる庵地先生。

さすがは現役泌尿器科医の先生、数々の漢方名もすんなり把握されているようで。

庵地 先生
次の患者さんは、前立腺肥大で・・

どうやら庵地先生は、実際にこれまでに対応された十数名の患者さんのカルテを持ってきていたようで、それぞれの患者さんへの対応について、グランドマスターに質問をしているようでした。

・・

・・

・・と思いきや、、

易経と西洋医学の融合

庵地 先生
次の患者さんは、糖尿病を患ってて、、
黄 龍英先生
あぁ、これは玄武が望んでるから○○だろうね。

「・・ん・・? 玄武・・?」

どこかで聞いたような言葉。

2人が望み込む書類を覗き込むと、てっきりカルテと思っていたそれは、[futoaka]なんと易経の用紙だったのです。[/futoaka]

黄 龍英先生
だって用神が○○でしょ、あと二爻の妻財が○○で・・

すらすらと易経用語を語るグランドマスター。

さらさらと後を追う現役泌尿器科医の庵地先生。

約半年程グランドマスターより易経を伝授頂いていたこともあり、易経用語については把握はしていたものの、易経の鑑定結果を元に議論するグランドマスターと現役西洋医の光景に、まさに目がテンになったのでした・・・

思いついた数値で処方が決まる!?

淡々と進む易経と漢方の集中講義。

庵地 先生
次の方は、、40歳すぎの看護婦さんで、最近調子があまりよくないそうで、○○と○○を飲む様に言ったんですが、、
黄 龍英先生
んーー、まぁ、このままで大丈夫でしょ。

さらりと語るグランドマスター。

鑑定時間約5秒。

庵地 先生
あ、そ、そうなんですね。えーっと、次の方は・・

あっけにとられたような庵地先生の表情。

翌日伺ったところによると、庵地先生もついていくのに必死だったとか。

自前の易経カルテの中から、次の患者さんを探す庵地先生。

そこでふと疑問が起こり、思いがけず庵地先生に聞いてみる。

「この易ってどうやってだしているんですか?来た時間です?」

庵地 先生
いや、「梅花易」ですね、患者さんに思いついた数字を言ってもらって、そこから易をだしていますね。

庵地先生は持ち前の優しい雰囲気を醸し出しながら答えてくれました。

(お、思いついた数値で処方が決まっていくんですね・・)

「当然だよ。」

と語るかのようにちらりとこちらを見るグランドマスター。

その後も講義は淡々と続いたのでした。

中医学には[futoao]医易同源[/futoao]という言葉があり、医術と占術はセットと考えられていて、グランドマスターはどちらも極められている事は知ってはいたのですが、

目の前で実際に拝見させていただくと、その凄みというかなんというか、あっけにとられるしかなかったですね。。

四柱推命の開祖でもある『劉 伯温(りゅう はくおん)』からの系譜で、占術界では知らない人はいないと言われる、”黒門”と直接やりとりされているグランドマスター。

改めて、とんでもない人と出会っちゃったなぁと、何とも不思議な感情に包まれたのでした。

[link]双龍門占術の説明はこちら

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