『黄龍英(おうりゅうえい)』先生に正式に弟子入りして、八王子で一緒の時間を過ごしていると、毎日驚きの連続。
先日、初めて八王子にお見えになった方の『問診』に同席させていただいたのだが、そのときに説明されていたことに、患者さんは驚きっぱなし。
そしてその横でメモを取りながら話を聞いていた自分も、驚くような話がどんどん出てきまして。(^◇^;)
なので、後日そのときに驚いたことについて、改めてお聞きすることにしたのだ。
油を摂ると太るはウソ!
自分が驚いたこと。
まず一つ目は、『油』。
油ってほとんどの人が、『油の摂りすぎは太る』と思っているんじゃないかなと。
でも、油をとって太るっていることは、あなたの状態、かなりヤバいですよという意味らしく。。。
本当は油は体にとってかなり重要なもの。
油は体の中に入り胃に到達すると、消化されずにそのまま胃に留まる。
その後、一定時間が過ぎると胆のうから『胆汁酸』というのが分泌され、油を分解し、十二指腸を通り、小腸に到達し、吸収されるとのこと。
つまり油をとって太るというのは、胆のうがちゃんと働いていない証拠。
東洋医学(中医学)で胆のうは肝臓と対をなすものと考えていて、胆のうが働いていないということは、肝臓もちゃんと働いていないということになる。
油は体の中で、燃料の役割をしていて、油を燃やして我々の体はエネルギーに変え、動いているとのこと。
油は筋肉にとって欠かせないもの
そして油は筋肉にとっても重要なもの。
筋肉は筋膜というものに覆われており、いくつもの筋肉が重なり合って、体は構成されている。
体を動かすとき、隣り合っている筋肉同士はこすれているわけだが、それでも痛くないのは、筋膜と筋膜の間には潤滑油が存在するから。
その潤滑油は、植物性の油、動物性の油の両方から成り立っている。
なので、油を摂取しないと筋膜の周りにある潤滑油がなくなり、体を動かすたびに痛みが出るようになる。
しかし、胆のうがしっかり働いていないと、油の吸収ができない。
そうすると筋肉にも影響が出てくるというわけ。
筋肉に良い油の摂取方法
そこで気をつけたいのが、油の摂取方法。
・質の良い油を摂ること
・魚の油、肉の油、植物の油をバランス良く摂取すること
の2つを意識して摂取することで、肝臓にも筋肉にも良い影響が与えることができる。
ということで、油を摂取する際は十分に注意を払っていただきたいと思う。
参考:[link]カラダに必要な油とは?〜オメガ3, オメガ6, オメガ9について
PS.
双龍門的な食の話題は下記ページでまとめていますので、ぜひご覧ください。
[link]無為自然的な食べもの集