グランドマスターこと双龍門第76代掌門(継承者):黄 龍英先生と、先生の奥様の美竹先生にお越し頂き、オフ会が実施されました。
食事会の後、都内の某公園に移動し、陰陽五行に関する様々な疑問についてせきららにお答え頂き、その様子を撮影していましたので、こちらで整理しアップしています。
*収録時の解像度の設定により画質があまりよくありません。ご了承ください。
玄米について
収録前に酵素玄米のお店で食事を食べた事もあり、まずは玄米やお茶についてお伺いしました。
動画その1
動画その2
消化力が弱い人にも有用なのが玄米。玄米をしっかりと消化吸収されやすくするには、しっかりと水につけておく必要がある。最低でも3時間はつけておきたい、できれば6時間。
発芽させ、さらに発酵させてさらに寝かせたのが酵素玄米。
酵素玄米は2日くらい寝かせた状態から炊いたお米で、色も濃くなり(濃い茶色)、より消化力が高い。
あわやひえなどをブレンドすることで他の臓器にも栄養を分配する事ができる。
- 肝臓を整えたい・・干し麦
- 心・・きび
- 脾胃・・あわ、ひえ
十穀米をとるより、自分にあったブレンドを。
八宝茶づけ・・八宝は肝を冷やす。
五色のお茶について
陰陽五行説を元にした東洋医学(中医学)では、お茶にも5行それぞれの特性があると考えます。
5行のお茶それぞれの効用についてグランドマスターにお伺いしました。
動画その1
動画その2
- 青茶・・東方美人。本来は緑茶に近い。西湖龍井(せいころんじん)。 肝臓の熱を冷やす。東方美人は緑茶に近い方と、紅茶に近い方で発酵の度合いが違う。
台湾の新竹(しんちく)に名人がいる。
- 赤茶・・祁門(きーもん)。温めるお茶。ダージリンやセイロンティー、紅茶の元になった。
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黄茶・・鉄観音(てっかんのん)。ウーロン茶。甘めであれば消化力が上がる。
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白茶・・花茶。(ジャスミン茶に近い)。香りが強いお茶。排泄関係の力もあがる。
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黒茶・・宮廷プーアル茶。熟成させ完全発酵させていることで、油やたんぱく質の分解に効果的。
黒ウーロン茶は、本来はあの値段では出せないのでちょっとおかしいなぁ。
- 菊茶・ハス茶・・身体を冷やすお茶
- ジャスミン茶・・冷やしもせず温めもせず、フワッと香るお茶
- リンゴの花・・身体を温めるお茶、香ばしい香りのお茶
鉄観音は寝る前に飲んでもOK。脾胃を温める分だけ寝やすくなる
気功について
双龍門気功法を続けていると、身体が勝手に動くんですが、止めた方がいいのですか?という問いに対し、グランドマスターにお答え頂きました。
気は無限に身体に入ってくるので、まずは気を止める事。そこから少しずつコントロールしていく事が重要。
脾臓にいい食材
西洋医学では軽視されていますが、東洋医学にとって脾臓はとっても大事な臓器。脾臓に良い食材についてグランドマスターにお答え頂きました。
脾臓にいい食材とは、
- あわ、ひえ
- 牛肉
- 香りのある野菜・・チンゲンサイやセロリ
- 人参
- 香ばしい香り・・玄米に少しおこげ
などなど。
脾臓の役割
東洋医学において、脾臓(正確には脾胃)は食べたものの消化吸収を担当します。脾臓の調子が悪くなると消化吸収がうまくできずにやせすぎたり、また必要以上に吸収をして太ってしまう原因にもなってしまいます。
そんな脾臓の役割についてグランドマスターにお答え頂きました。
便秘の原因と対策
便秘になりやすい人の原因と対策について、グランドマスターにお答え頂きました。
大便は、大腸内がしっかり潤っているかが重要。肝臓が熱をもっていると大腸に熱がうつってしまう為にカチカチになり、うまく流れなくなってしまう。
肝臓の熱を下げるには山芋が効果的。
水に浸した玄米や麦飯なども効果的。
軟便の人は水の処理がうまくいっていないので、キノコ類をしっかり食べるようにしよう。
冷え性と肝熱
お茶を飲む量が他の人よりとても多いのは何故?
その答えは・・・なんと肝臓の熱。
肝臓の熱を冷やそうとするため、冬になると手足が冷える。
冷え性=体全体が冷えている、というわけではない。
熱型と寒型に使える調味料
東洋医学では、熱さや寒さを病気の原因とする考え方があります。
熱型というのは文字通り身体の中に熱を持っている状態で、寒型は、体内の働きが弱まっているタイプを言います。
- 寒型・・味噌、麹(こうじ)、少しの唐辛子
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熱型・・ミント、葉っぱ、お酢、シソ
熱型はみりんが使えない場合があり、また、お酒はなるべく止めておいた方がいい。
*グランドマスターは重度の肝臓病の患者さんも応対しているので、重病の方にも適用できる内容になっています。
断食について
少し前に流行っていた断食やファスティングについて、グランドマスターにお伺いしました。
断食というのはあくまで一つの治療法であって、専門の医師の指導によって実施する必要がある。
脾臓の動きが悪く食べ物が受け付けられない人のために、段階を追って良くしていこうというのが目的。
難病を克服する場合にも断食は治療法の一つとして使われる。
脾臓の中には、古くなった細胞を壊して、血球に戻して、再構成させるという力がある。
ガンなども、脾臓がしっかりと機能してくれれば、壊れた細胞として回収して、血球に戻して、新しい細胞として再構成される。
断食を実施する場合は、脾臓がどういう状態で動いているかを把握できている人が実施しないといけない。
肝臓関係の症状に対して断食で対応というのも可能。もちろん脾臓の動きも計算に入れ、何が食べられて何が食べれないか、どれくらいの量か、恐怖感はないか、などをよく相談しながら進める必要がある。
食事の間隔について
1日3食がいいのか、1日2食がいいのか、グランドマスターにお尋ねしてみました。
結論から言えば、人それぞれ。脾臓の状態にもより、1日1食でもいい人もいる。