双龍門占術について、グランドマスターこと『黄 龍英』先生に分かりやすくお話頂きました。
*何カ所か音声カットしている箇所があり、聞きづらい箇所もありますが、ご了承ください。
*文中に()かっこで補足をしています。
(聞き手:黄 蒼天)
目次
音声版
書き起こし
――先生、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
――本日の収録のお題は、”双龍門占術”についてお話をお伺いしたいと思います。僕は、去年あたりから双龍門占術について先生からいろいろと教わっていたんですが、これまで知らない人、初めて触れる人向けに、双龍門占術がどういったもので、巷のいわゆる占いとの違い、というところからお話を頂ければと思います。
はい、よろしくお願いします。
占いと占術の違い
――1つめですが、占いと占術の違いというか、いわゆる僕ら日本人が思っている占いというイメージがあると思うんですけど、違いというか特性というか、をお話頂けますでしょうか。
占いだと西洋占星術が多いよね。
巷では結構多いんだけど、これだと、星の動きから出していくんで、3日とか、4日とか、10日とか違ってても、(占いの結果に)あまり違いがでないんだよね。
すごくおおざっぱという事になりやすい。
――おおざっぱという事ですね。
結局ぼんやりしたことしかわからない。細かい所が見つけづらいかな。
細かい質問をすると、
「うーん、なんとなくこんなですかね。」
となりやすい。
中国系の占術について
うちらも含めて中国系の占術は用途が分かれている。
――はい。
国の行く末がどうなっていくのかを見たり、この先もしかして戦争が起こるんじゃないかとか、大きな地震が来るかもしれないとか、そういったものを占うのは、専門にそういうものがあるのね。
――はい、ドラマなどでは見ました。
ちゃんとそれが奇術としてできている。そこが(いわゆる占いとの)大きな違いだろうね。
個人には個人用のやり方がまた別にある。
何が何でもそれだけで、というわけにはいかないかもしれないけれど、いろんな種類のやり方をおりまぜていくと、
「私の一生ってどうなの?」
とか、
「職業の適性はどんなのがいいの?」
というのもちゃんと見えるだろうし、
「うっかりして定期券を落としたんだけど、見つかるかしら。」
なんていうのもある。
それも、結構見つけられたりするわけだ。
――失くした物を、という事ですね。
それから、
「次の試験は大丈夫かな。」
とか。そういうのもあるよね。
――結構幅広いというか、応用範囲が広いですよね。
そう。細かい質問をされてもちゃんとついていけるよ、という事。
本場中華圏での占術の役割
――例えば本場、中国、台湾、香港、マカオ、シンガポールあたりは華僑の人がいると思うんですけど、そういう人達は、中国系の占術は日常的に使ってたりするんですか?
そうそうそう。
「これから3ヶ月間の収益ね、売上とか商売とか、どれだけ収入がはいってくるのかなぁ。」
とかをだしてたりするしね。
あと、1年間を出すのは必ずやるから。
――毎年絶対やるんですね。
だから、春節の、お正月のお祭りをやってる最中なんかには、大概、一生懸命だしててくれたりするんだよね。
必ずそういうのを見にいって、必ず結果を貰って返ってくるっていうね。
それは習慣だよね。
――初詣みたいな感覚なんですかね。
そうそう。
「ここでこういう事がおこりそうだから、この対策をこういう風にして。」
というのがあるわけ。
多分日本だと対策までは言ってくれないので、なんとなくこんな風、しかないわけね。
――おみくじひいて終わりじゃないですかね大体。
うん、だけど(中華圏は)そうじゃないからね、対策全部させてくれるから。
「こういう卦がでてココが悪いんだけど、じゃあこの悪いのをこうやって消しましょうか。」
って、教えてくれるわけ。
うちなんかも同じように、きちんとそれをだすよ、ってことね。
――そこまでわかると安心感がでてきますよね。
――本当に幅広い人達が使っているという事ですよね、学生なり、いろんな職業で、社長だったり、華僑の人達も。
恋愛占なんかはすごい細かいよね、いろんな事がわかっちゃって。
秘密もすぐにばれちゃうんで。
――子供を隠してるとかですね。
奥さん隠してるとかね。
卜占(ぼくせん)とは?
――次に、卜占とは何でしょうか、という質問が、ここにメモ書きがあるんですが。
卜占っていうのは、占い方なんだよね。
占う事自体が非常に細かい事。
起こった事に対して占っていくのを”卜占”という。
――さっきの、定期を落としたとか。
そうそう。
定期落としたとか、
「ちょっと彼氏が浮気してるかどうか不安だわ。」
とか。
そういうのは卜占で占うわけね。
――ちょっと見たいような見たくないような、というとこですね(笑)
あと、
「ここで事故起こしたんだけど、なんで事故起こしたかなぁとか。」
――その理由もでてくるんですね。
うん。それから、
「再来週に遠足があるんだけど晴れるかなぁとか。」
天気もでるね。
それから、就職だよね。
「私はどういう職業に向いてるのかなぁ。」
っていうのもあるし、
例えば、
「ひとまずここの会社を受けてみたい、受かる、受からない、どうなんだろう。」
というのは卜占で見れるね。
試験の占いも大丈夫だよという事。
――そこでよくでれば自信がつくし、もし悪くでたら対策の準備ができるという事ですよね。
双龍門推命(四柱推命)について
誕生日から一生を見ていくのが”双龍門推命”。
推命のほうは、病気の体質だとか、職業の適正だとか、家族構成が将来どうなるのか、
――自分の子供が何人産まれるかということですか。
そうそう。
そういうのも全部見えるわな。
「ここら辺ではちょっと悪かったけど、ここでは一儲けするしね。」
そういうのもあるだろうし、あるいは、
「ここでは悪い人にだまされそうだな。」
というのも将来的に見えちゃうので、それを対策していくという形ですね。
――大運というか、人生の流れということですよね。
そうそう。
日頃ね、有名人の生年月日と産まれた時間を探し当てて、その人が誰なのかを当てるという練習を(双龍門占術の生徒の人達も含めて)やってるよ。
――面白そうですね。マイケル・ジャクソンとか。
中華圏占術はいつ頃から発祥したものなんですか?
――もともとこの推命だったり中国の占いというのはいつ頃から発祥したものなんですか?
一番古いのが易なんだけど。
易経は中国が始まった時からだから。
――4,000年とか5,000年とか。
7,000年とか。
それを何人もの人が改良して改良して改良して、ってやって、大筋の本ができたのね。
そこからいろんな占術の技術がでてくるわけだ。
大筋の易経が大木のような幹のような。
ここから派生してくるわけですよ。
占術の種類 三式
主に地形とか、あるいは水の流れや山の形を利用して戦争などを有利に運んでいきたい、と思った人が使っていたのが、
“奇門遁甲(きもんとんこう)”ですね。
――諸葛亮孔明ですね。
人間関係がどうもうまくいかない、人間関係で悩み苦しんじゃって、人間関係だけはなんとかうまくしたい、ということでできてきたのが、
“六壬(りくじん)”、という占いですね。
もう一つ、天の時をつかさどる、本当に良いチャンスね、これを掴むのにどうしたらいいかと考えて、そっちを主にやるようになったのが、
“太乙神数(たいおつしんすう)”という事ですね。
3つ合わせて三式という。
三式がある程度使えるようなら素晴らしいわけよね。
――そうですね。
これまで依頼されてきた方々
――実際の患者さんというか、先生の方にいらっしゃって占いを相談される方は、どういう方がいらっしゃいますか。
病気の病占はもともと多いんだけど。
あとは、自分の体質が知りたいという人もいるね。
これはまぁ、うちが医者系なんで、そういうのがでてきやすいのかなと思う。
――そうですよね。
中には、よくあるのが、
「今ね、タクシーで駅まで来たんだけど、気がついたらてさげのカバンがないんだよね。」
とか。
「どこに置いたんだろうなんて、ちょっとやってもらえる?」
というのはあります。
――ありますよね忘れ物ね。
忘れ物は多いですね。
それと、あとは職業の適性かな。
家庭環境の事を聞いてきたり、家族の誰かとの相性とか、そういうところは多いんじゃないかな。
――ちょっと話変わるんですが、仕事の組織構成のポジションで、誰と誰は相性がいいからこの人はこっちに置こうとか・・
それは、ある会社の重役さんが使ってる。
――あぁ、やっぱり。ちょっと話に聞いたんですよね。(表にはでてこないんですが、意外と企業の人事に占術は使われているそうです。)
うん、毎回毎回来るわ。
「この人を配置換えしたいんだけどどうだろうか。」って。
――幅広いですよね。
うん。あと、株ね。会社の株の上下の動きはだいたいわかるよね。
相当幅広いよね。
――そうですよね。
犯罪捜査にも使える双龍門占術
大分昔になるんだけど、かなり前に中央大学かなんかで、その生徒さんが犯人で、面倒見てくれた教授の先生を殺しちゃったって事件があったんだけど。
その生徒さんの名前まででたもんね。
――(苦笑)
ドンピシャだよね。どこにどうしている、というのがわかるわけだよね。
――犯罪捜査とかでも、たまにニュースで見ますけどね。
そうそう、別に透視とかじゃなくてもできるんだよってことよ。
なんであたるんですか?
――不思議ですよね、なんであたるんですか?(笑)
(笑)
エネルギーの流れを読み取ってるからね。
――その時のタイミングが出てくるんですよね。
そうそう、そして、森羅万象のエネルギーの流れというのは共通だから。
――・・・深い話ですよね。
まだね、利用の仕方がわかんないという人も多いかもしれないけど、使いだしたら非常に、こんな便利なものはないからね。
――やっぱりその、まだなじんでないというか、日本的なイメージの人が多いんだろうな、というのはあるかもしれないですね。
うん。
――これを聞いている方はぜひ何か問題などあれば活用していただくのはどうでしょうか。
そうですね。
――はい、本日は、先生ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
podcast用
Podcast: Play in new window | Download
Subscribe: Apple Podcasts | RSS